まず通信量を計算し、それからどちらの料金方式が得かを考える

2 つの料金方式の違いは 3 点だけです。もらえる通信量、使える期間、そして価格。この 3 つを同じ基準(1GB あたりいくらか、有効期限はどれくらいか、1 か月あたりの実質支出はいくらか)に換算すれば、選択は算数の問題になります。

まず通信量を一度見積もってみましょう。方法は簡単です。毎日海外回線で行う活動をいくつかの種類に分け、それぞれに 1 時間あたりの通信量を割り当て、使用時間を掛けて合計します。次の表は一般的な利用強度での目安で、月間通信量が 60GB、250GB、500GB のどこに近いかを判断するために使えます。

利用シーン 1 時間あたりの目安 月間の目安 補足
Web 閲覧と文書作業 約 0.05~0.2GB 5~15GB メール、ドキュメント、コードリポジトリ、IM。通信量はほぼ無視できるレベル
オンライン音楽 約 0.1~0.15GB 3~8GB 標準ビットレート。1 日に聴く時間による
1080p のオンライン動画 約 1.2~2.5GB 30~60GB 1 日 1 時間前後が多く、多くの人にとって主な消費要因
4K のオンライン動画 約 4~7GB 80~200GB 1 日 1 時間でも月間通信量を大きく押し上げる
ビデオ会議(HD) 約 0.8~1.8GB 20~50GB 週 15 時間の会議で試算。上り下り両方でカウント
大型ゲームのダウンロード 1 回あたり 50~150GB 一度きりの出費だが、見落とされやすく、プランを最も圧迫しやすい

表の中で自分の使い方に当てはまる行を合計し、さらに 20% の余裕を足した数字が目標値です。例:1 日 1 時間の 1080p 動画(約 45GB)+ Web と文書作業(約 10GB)+ 少しの音楽(約 5GB)で合計約 60GB。ちょうど最小の月額プランの境界にあたるため、こうしたユーザーは 2 つの料金方式を真剣に比較する必要があります。

月額プランとデータ通信パック:料金の比較

両方の料金を同じ表に並べると、単価の差が一目でわかります。

プラン 通信量 料金 有効期限 1GB あたり
月額プラン 60GB ¥9.9 / 月 当月のみ 約 ¥0.17 / GB
月額プラン 250GB ¥18 / 月 当月のみ 約 ¥0.07 / GB
月額プラン 500GB ¥28 / 月 当月のみ 約 ¥0.06 / GB
データ通信パック 300GB ¥158 無期限 約 ¥0.53 / GB
データ通信パック 1000GB ¥358 無期限 約 ¥0.36 / GB
データ通信パック 3000GB ¥658 無期限 約 ¥0.22 / GB

単価で見ると月額プランのほうが明らかに安く、月額プランは最安約 ¥0.06 / GB、データ通信パックは最安約 ¥0.22 / GB です。ただし、だからといって月額プランが常に得とは限りません。月額プランの通信量は毎月リセットされますが、データ通信パックの残量はずっと残るからです。判断基準は次の一言にまとめられます。

毎月、選んだプランの 7~8 割以上を使い切れるなら月額プラン。半分も使えない月が多い、あるいは必要になるのが年に数か月だけならデータ通信パックです。前者が買っているのは単価、後者が買っているのは無駄にしないことです。

暗算しやすい比較を一つ。¥158 の 300GB データ通信パックは、250GB 月額プラン 8 か月分(¥18 × 8 = ¥144)より少し高いだけです。つまり鍵となるのは、この 8 か月でどれだけ安定して通信量を使えるかです。300GB に届かなければ、データ通信パックの残量はその後も使えます。届くなら月額プランのほうが安くなります。

3 つの典型的な使い方と、それぞれの選び方

以下、よくある 3 つの使い方ごとに結論を示します。そのまま当てはめてみてください。

ライトな閲覧:たまに調べ物をして、SNS を見る程度

月間通信量は通常 5~15GB で、最小の月額プラン 60GB を大きく下回ります。こうしたユーザーが毎月月額プランを買うと、大半の通信量がそのまま無駄になります。より適しているのは 300GB のデータ通信パックで、月 10GB のペースなら長く使え、期限のプレッシャーもありません。出張や急な大量ダウンロードのときも、その月の枠を使い切って止まってしまう心配がありません。

長期の動画視聴:毎日決まった時間ストリーミングを見る

1080p を毎日 1~2 時間なら月間約 45~90GB、4K を見るなら月間 100GB 以上になります。こうしたユーザーは月額プランの典型的な受益者です。250GB プランなら単価約 ¥0.07 / GB で、月 ¥18 で動画視聴の大半をカバーできます。さらに使うなら 500GB プランで単価は約 ¥0.06 / GB まで下がります。この用途でデータ通信パックは安くなりません。同じ量を ¥0.22~¥0.36 / GB で換算すると数倍高くつきます。

リモートワーク:会議、コラボツール、コードリポジトリ

ビデオ会議を週 15 時間で試算すると月間約 20~50GB、これにコードリポジトリの同期、ドキュメント、クラウドストレージが加わり、全体で 60~100GB になることがよくあります。こうしたユーザーの特徴は通信量が安定していて毎月必ず使うことです。月額プランの 250GB でちょうど収まることが多く、OS 更新の分の余裕も残せます。チームがプロジェクト期間だけ集中して使い、それ以外の月はほとんど使わない場合は、データ通信パックのほうが適しています。残量が使わない月に消えることはありません。

約 ¥0.06 / GB 月額プラン 500GB の 1GB あたり単価。サイト内で最も安い
無期限 データ通信パックの有効期限。残量は翌月以降も繰り越して使える
120+ か国 回線のカバー範囲。どちらの料金方式でも同じ回線を使う

併用:2 つの料金方式を組み合わせる

2 つは排他的ではありません。よくあるのは「月額プランを土台に、データ通信パックで補う」方法です。

  1. まず上の見積もり方法で通常の月間通信量を確定し、それより少し上の月額プランを選んで 20% の余裕を残します。
  2. 大型ゲームのダウンロード、OS イメージ、まとまった素材転送など一度きりの大きな出費があり、その月の枠では足りなくなりそうなときは、一時的にデータ通信パックの回線に切り替え、月額プランの枠を早く使い切らないようにします。
  3. クライアントでデータ通信パック専用のサブスクリプションを別に作り、月額プランと併存させて必要に応じて切り替えます。
  4. 月末に一度通信量を確認します。2~3 か月続けて選んだプランを使い切れないなら、翌月は 1 段下げて、その差額をデータ通信パックに回します。

この組み合わせの意味は、月額プランが日常の安定した部分を担って最も安い単価を確保し、データ通信パックが変動と突発を担って、ある月の追加ダウンロードのせいで丸ごと上位プランに上げざるを得なくなるのを防ぐことにあります。

購入前のチェックリスト

よくある質問

データ通信パックを使い切ったらどうなりますか?

残量がなくなると、そのサブスクリプションは回線の提供を停止します。追加購入すると再び使えます。月額プランは各請求サイクルの開始時に枠がリセットされ、使い切れなかった分は繰り越されません。どちらもクライアントに現在の使用量が表示されます。クライアントの使用量通知をオンにすることをおすすめします。

月額プランの通信量は翌月に繰り越せますか?

いいえ。月額プランの枠はサイクルごとにリセットされます。それが単価を安くできる理由でもあります。通信量を長く残したい場合は、無期限のデータ通信パックを選んでください。

2 つを同時に使えますか?

はい。クライアントは複数のサブスクリプションリンクのインポートに対応しており、サブスクリプション一覧に月額プランとデータ通信パックを同時に保持して、必要に応じて切り替えられます。切り替えは、接続中のセッション以外の設定には影響しません。

実際にどれだけ通信量を使ったか確認するには?

クライアントの使用量統計が基準です。これは本サービスの回線を通った通信量を記録したものです。OS の更新、他のプロキシソフト、回線を通らない直接接続の通信量は含まれません。出口 IP が有効か確認したい場合はマイ IP ページで現在の出口アドレスを確認できます。回線の種類とカバー範囲については回線一覧をご覧ください。

結論:月間通信量が安定して 60GB 以上あり、毎月使うなら月額プラン。250GB プラン(¥18 / 月)が多くの人にとっての最適解です。月間通信量が 60GB 未満、あるいは必要になるのが年に数か月だけなら、無期限のデータ通信パック。300GB プラン(¥158)ならライトな使い方で長く持ちます。

どちらの料金方式も同じ 120+ か国 / 220+ 回線 を共用し、同時接続台数の制限はなく、30 日間の返金保証も共通です。つまり選択は財布に影響するだけで、どこに接続できるかは変わりません。